〜プロジェクト 挑戦する前に 立ち止まれ〜
ある日男は悩んでいた
、、なぜだ、なぜ俺の部屋にはエアコンがない、、そしてなぜこんなにも狭い
季節によって男は扇風機やストーブを使い分けていた
夏には扇風機を出し、変わりにストーブをしまいこむ
冬にはストーブを出し、変わりに扇風機をしまいこむ
そんな事を繰り返す度に男の目には涙がにじんだ
、、しまいこむスペースだって財産だ、、
男は覚悟を決めた
、、何年いや何十年かかってもいい
扇風機とストーブが合体したロボットを作ろう
後世に価値あるスペースを残そう
この世に新しいスペースを生みだそう、、
その瞬間、たった1人の壮大なプロジェクトが始まった
ツバメよ 〜 高い空から 〜
男は口ずさみながら、似たようなロボットが既に存在していないか検索してみた
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あった
男はその晩 購入した
hot温度も調整でき ストーブやエアコンよりもすぐに温まる優れものだった
coolも10段階調整できた MAXだと扇風機より涼しかった
願ってもないが空気清浄機能までついていた フィルターは数ヶ月に1回交換が必要だが、交換フィルターも付いてきた
男はどこから風が来ているのか確かめた
内側の黒いフチからだとわかり安全を知った
、、これなら年中出しておける、、しまうものがない、、つまりスペースが空く、、
思いがけぬ展開で男の狭い部屋のスペースは守られた
男は夕日を浴びながら悟っていた
挑戦はまず立ち止まる事から始まるのだ
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