前回の
1人暮らしの1LDKをモロッコインテリアで考案だけしてみた 〜プフ&ラタン編〜
に続けて賃貸暮らしのアブエッティーのこちらの部屋について書いていこうと思う
アフリカ大陸でありながら大半が海であるモロッコ
地中海を渡ればすぐヨーロッパという地の利で交易の拠点にもなったが
フランスの植民地だった過去も持つ
今もその言語はベルベル語、アラビア語、そしてフランス語
あらゆる民族と文化が混ざり合い
また それらが調和する事の難しさは
日本人には簡単には想像できないものだろう
そんなモロッコの歴史の中で
新石器時代から守られ 今や世界的に有名になる程の発展を遂げているものがある
モロッコ食器だ
その二大産地 フェズとサフィ
フェズはブルーの街と呼ばれ オリーブオイルの搾りカスで焼いた白い器に
フェズブルーという美しいブルーでひとつひとつ模様が描かれる
サティはフェズからやってきた者たちがフェズブルーを受け継ぎながらも独自の発展をさせカラフルな模様になっている
もちろん手動のろくろと手書きのデザインという昔からの伝統を守り続ける
日本では地球の反対側ゆえ運搬代が高くなかなか見かける事が出来ないが
それらの模様に酷似した商品も作られている
↑現地の物とは異なるがこちらはモロッコ食器に似せてあるもの
日本人が見ても食器としてだけではなく飾りたくなるようなデザインだ
それから今回はもう1つ 壁に掛けられた
謎のアニマルヘッド
モロッコの職人が丁寧に手作業で作り出している温もり溢れる逸品
よく見るのは木彫りや剥製のリアリティあるアニマルヘッドだが
こちらはエスパルトという強靭な草で編まれていて何ともソフトで可愛い
遊び心もありモダンや都会的な部屋に飾っても面白い
その他にも
モロッコアイテムはそれぞれが印象的で 小物ひとつ取り入れるだけでもさりげないモロッコインテリアに出来るのも魅力である
では次回はいよいよモロッコのあの有名スリッパについて書いていこう