マガジンラックのような新聞ラックを製作し秘密のアジトに運んだ日

とある情報筋エイドリアンから連絡が入った

(私はエイドリアンからロッキーと呼ばれている)

いいかロッキー 最近世界では木材が足りなくなり高騰している
これからの時代は紙すらも大事にしなければならない
新聞紙もな
そこでだがお前に頼みたい事がある
マガジンラックのような新聞ラックを作ってほしい
これはSDG sになる為の任務だ

そう言うとエイドリアンはこっちの返事も待たずに電話を切っていた

これだけ緑に溢れた世界で木材が足りなくなっているだと、、だが情報筋エイドリアンの言葉だ間違いはないのだろう

しかし新聞紙すら捨てずに大事にしておこうとは

SDG s社会に求められる人間こそあんただ、エイドリアン

しかし新聞ラックか

マガジンラックしか作った事のない私に果たしてこの重大な任務が務まるか、、

いや緑を守るため世界を守るためSDG sは個々の挑戦から始まる

私はやってみせる

サスティナブル

デベロップメント

ゴールズ!!

木材はもちろん無駄にはできない

内装解体時に廃棄せずとっておいたのが役に立つ時が来た

まずはいつものように木材には自然に優しい保護剤を塗る

綺麗な木目を潰さないオイルフィニッシュWATCOだ

エイドリアンのアジトの内装に合わせて濃いめの色にしておこう

次に木材を切り分ける

このくらいのサイズで作れば1ヶ月分くらいの新聞は置いておけるだろう

なぜ四角い穴を開けたかというと

エイドリアンはバスケ部時代にダンクシュートを武器にしていた

その名残で読んだ新聞を豪快に投げ入れる可能性がある

最終的にビスで固定するから必要もないが一応ホゾ穴を作って強度を高めておいたのだ

よし

これで

いや これでは隙間から新聞が漏れる

エイドリアンは情報が漏れる事を絶対に許さない

新聞も同じだ

木材を追加で切り

下穴開けてビス留めしたら

完成だ

まるでマガジンラックのような新聞ラックだ

うまく重ねれば1年分は保管できるだろう

あとはこれを箱詰めして

物音立てぬよう指定された時間にエイドリアンのアジトに置いてくれば任務は完了する

ここだ

静かに中に入るが中の写真は見せる事はできない

確かにけたたましい新聞の量だ

まあいい

静かに

静かに

箱詰めしたブツをそっと置いて

よし

ついにやった

ついにやったぞエイドリアンー!!

これで私もSDG sだ!!

そういえば

前々から気になっていたが

なぜエイドリアンはいつもあんなに世界の情報を持っているんだ

まさか


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